「プラスe」終了

株式会社 ジェイ・シー・エムがガストなどで展開していた「プラスe」のサービスが、9月末をもって終了した模様。

テーブルの下に端末が入ってて微妙に邪魔だったり、システムがWindows98だったので頻繁にバグってたとか、いろいろ問題があったのですが、個人的には好きなシステムでした。(実は一時期世話になってたゲーム会社で、コレ用のコンテンツ作ってるところ見てたこともあって、妙な思い入れアリ。)
「メシ食いに行くついでにそこでしか遊べないゲームがある」というインパクトは大きく、フルタッチオペレーションで遊ぶゲームには、既存のゲームハードが成しえなかった「新しい興奮」がありました。
事実上唯一の完全移植版として貴重だった『タッチ・デ・ウノー2』GBA版より直感的な操作ができて好感触だった『ZOOO』『パスループe』『STRAWS』なども良かった。
『バウンティーハンター』や、『飛び出す!ガンシューティング』など、タッチパネルだからこそ出てきた新しい操作感覚を持った作品も徐々に増えていました。
「プラスe」は、上手くすればゲーセン・家・携帯ゲーム機に続く「新しいゲームの場」になる可能性をも秘めていたと思うのですが、こういう結果になって大変残念です。
まあ、タッチパネル操作のワクワク感はニンテンドーDSとか、一部のカーナビに引き継いでもらうとして、問題は「このハードでしか遊べなかった作品は今後どうなるのか?」が一番心配です……っていうか結局「通信インフラ」を使ったビジネスが終わるときってこういうことになるんだから何とかしてくれ! 思い当たるフシが多々あるでしょ? 『サテラビュー』とか、『ランドネットDD』とか、『モバイルアダプタGB』とか、『ボンバーマンオンライン』とか、『KDDI回線使用マッチングサービス』とか、『X-BAND』とか……(みんな痛々しい思い出しか出て来ないのは何故なんでしょうか?)
ようするに、プラスeの資源を眠らせずに、WindowsかDSに移植してもらいたいところなんですがー。