フジテレビの

スポーツコーナー内のコンテンツに激辛スポーツ歳時記という連載コラムがある。
ここで先日見た内容に怒りを覚えた。
軽く引用すると……

不満はNHKである。カーリングを延々と流している神経はどうしたのか。ジャパン・コンソーシアムはシドニーから5大会で総額632億円の放映権料をIOCに払い、その70%がNHKの負担だ。カーリングを見るために、そんな大金を払ったのか?

という困った文章。
ハッキリ言ってカーリングを長時間放送したNHKは高く評価すべきだと思う。
19日早朝に放送された日本×スウェーデン戦が、歴史に残る名勝負だったことを差し引いても、実況アナウンサーと解説の的確さが光っており、カーリングの奥深さ、観戦しても熱いスポーツであることなどを視聴者に伝えた素晴らしい放送。MSX『ハイパースポーツ』程度の知識しか持っていなかった当方だったが、「こんな面白いスポーツだったのか」と認識を改めることとなった。
で、問題のコラムを見たわけである。スポーツジャーナリストが視聴率を気にする必要はないはずだし、いくらフジテレビ内のコーナーとはいえ、自局で放送しない競技を悪く言うのは論外だ。競技人口が少ないスポーツでも、書き方ひとつで面白さを伝えたり、やってみたいと思わせることが可能なはず。
このコラムを担当している武田薫氏、やや野球界寄りながら鋭い視点で文章を書かれる方で、多くの問題提起も行ってきている。それなのに今回はどうしたことか。
なお、該当の記事は現在削除されている。


(追記)id:koseki さんの23日のエントリを見たら、Googleにキャッシュが残ってる模様です。 なくなった模様。
その代わり、はてなブックマークに残ってた。