コーエーの「大航海時代」、韓国の歴史描写を反映

韓国の会社がコーエーに文句をつけて、それが通ってしまっていたというひどい話。
韓国ではパッケージソフトが売れない(ようするにコピーだらけ)なので、ネットゲームは「ちゃんと儲けを取れる重要コンテンツ」という扱いらしい。それに加えて、家庭へのPC普及率が低い韓国では、いわゆるネットカフェみたいなところ(=ゲームセンターと思って良い)の人気が凄まじいために、ネットゲームの開発や争奪戦に必死になっていると。
過去にマイクロソフトの『Age of Empire』シリーズで(確か『II』だったと思うんだけど)「韓国が入ってないのはおかしい」と文句をつけ→エキスパンションキットで朝鮮追加→強すぎてゲームバランス破壊→ネット対戦では「No Korea」なローカルルールが一般化する、みたいな最悪の事態が発生していたという話を友人から聞いた。(この件に関してはググっても良い文献が見当たらないので、どこまで本当なのかよくわからず。)
いつもどおりに「愛国感情の強さが歪みを引き起こした」と結論付けることもできるが、受け入れちゃう方にも原因はあるだろ。
そんなわけで、俺的にコーエーの評価大幅ダウン。
……ていうか、海外製ゲームでの日本の扱いってヒドいの多いよねぇ。スポーツ系なんかは言うまでも無いけど、アクション系でも強烈なのあるし。でも、それに腹を立てず、笑って遊んじゃうのが日本人クオリティなのかね? (日本製の海外市場向け作品なんか自虐ネタだらけで微笑ましいがw)
リアルな表現を目指すほど、細部にわたってツッコミが入る可能性は高くなり、「史実に基づいたフィクション」というジャンルは全世界共通で扱いづらくなってゆく。
だからといって架空の世界では新規ユーザーが入りづらいのも事実か。
ゲームが記号であれば良かった時代は終わったのか?